2018年12月3日月曜日

SENNHEISER HD 2.10

通勤時に使用するために購入して一ヶ月ほど経ったのでレビューなど。


このモデルの良いところ

  • 軽量
  • イヤーパッドの大きさと柔らかさ
  • こもりなく適度な低音と爽やかな高音で疲れにくい音
  • 巧みな音のバランス調整
まず重量が軽く装着していて疲れない。音も必要以上に低音が主張せずかつボリューム不足というわけでもなく高音も突き刺さることは全くなくどちらかといえば柔らかい音で音質的にも疲れない。さらに「音のごまかし」が巧いのがこのモデルの特徴。ごまかしというとあまりいい言葉ではないが、ストリーミング配信やダウンロード音源が多くなってきた近年においてはソースの持つ粗を顕にしてしまう高級モデルよりもこういううまいことごまかしてくれる低価格モデルのほうが楽しく音楽が聴ける場合が多いと私は思っている。ゼンハイザーというメーカーは以前からこういう音のコントロールが巧いメーカーで低価格品でも好感が持てることが多い。ちなみに購入時に同シリーズのHD2.20やHD2.30も試聴を行ったがこちらはくっきりさっぱりした音で私の求めているものとは違った。

このモデルの難点
  • コードがよれやすい(Y字上のV部分)
  • LRがわかりにくい
  • 折りたたみが中途半端
コード部分にコストのしわ寄せがきてしまっているのだろうか、コードの出来があまりよくなくかなりよれやすい。特に収納時などで絡まるとひどいことになるので収納時は注意したい。またLR表示がわかりにくいがこれに関してはヘッドバンドのSENNHEISERロゴ(右側にある)で判別可能。折りたたみ機構もあるにはあるが中途半端な印象。

私はこのモデルをBluetoothレシーバーと接続してスマートフォンでGoogle Play Musicのライブラリを聴いているがかなりいい感じである。同様にChromebookで音楽を楽しむときも活躍している。5千円未満の耳のせヘッドフォンはかなり貴重な存在になってしまったがそんな中おすすめできるモデルがこのHD 2.10だと思う。

山陰の小京都・津和野【秋の山陰めぐり旅 その2】

鳥取編に続いての島根編

島根駅からスーパーおきで島根県の津和野駅へ。
鳥取駅を9:44に出発して津和野駅着が13:55という4時間ちょっとの列車旅。列車は鳥取の海沿いをひた走り島根県に入ってほどなく宍道湖が見えてくる。宍道湖を超えて出雲市駅を過ぎれば今度は島根の海沿いを走ってゆく。天気がよければ最高の車窓なのだがこの日は前日の悪天候の影響で微妙なお天気。それでも日本海沿いの自然や風車のある景色は十分目を楽しませてくれた。

こうして定刻通り津和野駅に到着。日没まで津和野の町を散策。道路脇の水路には鯉が泳ぎ江戸から明治大正に建てられた建造物がそのまま残る津和野の町はノスタルジーに溢れ、紅葉の時期とあいまって静かで素敵な町だった。そんな町を3時間ほどぶら歩き。

津和野駅といえばSLやまぐち号の終着駅
駅前にD51 の展示がある

 紅葉に染まる弥栄神社



畳敷きの教会は全国的にも珍しいらしい 



 津和野にはいくつか日本酒の造り酒屋が存在する
津和野の自然がおいしい日本酒を醸す


かつて津和野で起こったキリスト教信者
迫害の悲しい歴史の痕

気動車が似合う素朴な津和野

この日は津和野ホテルで一泊。古いビジネスホテルを現代風のコンセプトでリノベーションしたなかなか面白い宿だった。

翌朝ホテルをチェックアウトして
駅に向かう途中で見た温度計にびっくり

2018年12月2日日曜日

鳥取は温泉王国【秋の山陰めぐり旅 その1】

JR西日本の「山陰めぐりパス」の発売期間が年末まで延期されたのでそれを利用しての夏に続いての山陰旅。

初日は鳥取県内。JR大阪駅から特急スーパーはくとで倉吉まで行き倉吉から普通列車で御来屋駅へ。この御来屋駅は山陰最古の駅舎が現存する駅で夏に「あめつち」に乗車したときに気になっていた。出雲の旧大社駅をコンパクトにしたような趣ある駅舎だった。駅舎には地元でとれた野菜などを販売する売店もあり地元の人たちが買い物に来ていた。


木造の重厚な雰囲気が素敵な御来屋駅


御来屋駅を30分ほど見学して再び倉吉駅へ。ちょうど昼食時なので駅前の焼肉店で倉吉の地元グルメである牛骨ラーメンをいただいた。

コクがありながらわりとさっぱりしており
焼肉屋のラーメンだが本格的だった


倉吉駅から米子駅まで移動し米子駅で境線の鬼太郎列車や後藤総合車両所の扇形車庫を見学しつつ鳥取駅へ移動し鳥取駅前の鳥取ワシントンホテルプラザで一泊。

ところで鳥取駅前には温泉が湧いている銭湯が数軒存在する。県庁所在地の県名を冠した駅のすぐ近くに温泉が湧いているとはなんとも贅沢である。というわけで夜は元湯温泉、朝は日乃丸温泉へ行くとこにした。元湯温泉は今風にリノベーションされており清潔感のある温泉銭湯で道後温泉にも似た浴感の温泉で水風呂もあり温冷交互浴が可能。日乃丸温泉は昔ながらの雰囲気を残した温泉銭湯でこちらは広い浴槽に温泉らしい金気臭と濁りのある本格的なもの。どちらも駅前の温泉銭湯としては申し分なく鳥取駅前のビジネスホテルに宿泊したのに温泉地の宿に泊まった気分だった。


元湯温泉(上)と日乃丸温泉(下)
どちらもそれぞれに良さがありいい温泉だった

日乃丸温泉の温泉案内
なかなかの本格派